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放送日 平成27年10月17日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。

タイトル: 京都の道の話~京都国道事務所ってご存じですか?
概要: 京都商工会議所建設産業部会で、馬渡真吾所長が行われた「京都の交通問題について」の講演が非常にわかりやすく、再度そのお話しをお願いしたいと申し出たところ快く出演を引き受けて下さり、京都国道事務所のお仕事から京都の道路状況、交通問題についてお話頂きました。


左から、馬渡氏、菅沼氏

出演者: 馬:馬渡(まわたり) 真吾氏 近畿地方整備局 京都国道事務所長
菅:菅沼 幸江氏 近畿地方整備局 京都国道事務所 調査課長
絹:絹川 雅則 (公成建設株式会社)
   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
絹: まちづくりチョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た元気なまちづくりびとの紹介や、その活動の最新のエピソードをご紹介しております。
いつものように番組のお相手は当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。

■あんまり面白いお話だったので、お呼びしました!
絹: さて、本日のゲストお二方、ご来訪です。
お一方目、国土交通省 近畿地方整備局 京都国道事務所、事務所長でいらっしゃいます馬渡真吾さんです。
馬: こんにちは。京都国道事務所の馬渡と申します。
よろしくお願いいたします。
絹: ありがとうございます。
そしてもうお一方、同じく京都国道の調査課長をされています菅沼幸江さんです。
菅: こんにちは。京都国道事務所調査課長の菅沼と申します。
どうぞよろしくお願いします。
絹: 漏れ聞くところによりますと、菅沼さんは国交省から長岡京市に出向されていた時期があると。
しかも長岡京市のジモティー(注:地元の方のことです)だと。
菅: あ、はい(笑)。西乙訓高校です。
絹: たまたま、うちの会社に同じ高校のOBがおりまして(笑)。
国交省の方でも大きなプロジェクトだと、地元の衛星市町村に行かれるんですってね。
すごく若い馬渡真吾さんですが、8月26日に京都の商工会議所の講演会がありました。建設産業部会というところです。
そこで京都の交通問題について、非常によくまとまったと言うか、わかりやすい講演をされました。
なんかすごく面白くて、「もう一回聞きたい!」というお話を、心臓強く、京都国道事務所に行って、「お願いします!」と言いましたら、「いいよ!」と(笑)。
びっくりしました。ありがとうございました。
馬: いいえ、ありがとうございます。
絹: さあ、皆さんこういう方です。
そして今日の番組タイトル、「京都の道の話」と題してお送りいたします。
そしてサブタイトルを「京都国道事務所って、ご存じですか?」と題してお送りいたします。
今、ゲスト紹介をいたしましたが、もう一回、菅沼さん、馬渡所長って、どんな人?短く述べよ(笑)。
菅: いいところがたくさんあり過ぎて、なかなか短くまとめるのが難しいのですが(笑)、とにかくさわやかで、さわやかな中にも力強さがあってというような、本当に頼りがいのある所長だと思っております。
絹: さあ、馬渡さん、菅沼幸江さんって、どんな方ですか?
馬: 女性として、土木技術者として、管理職ということで、日々頑張っておられまして、調査課長というのは、何でも調査しなければいけませんので、非常に多忙なんですけれど、頑張っていただいております。
絹: はい、ありがとうございます。

■第一章 そもそも京都国道って、なに?
 ●こんな仕事をしています
絹: さあ、それではエピソード1に入ります。
そもそも京都国道って、なに?、京都国道って、どんなお仕事をされるの?
たぶんリスナーの方々も詳しい方は少ないと思うので、そのあたりから紐解いていただけますでしょうか。
馬: 京都国道事務所と申しますのは、国土交通省の出先機関であります。
京都市内に国道といわれる道路がございます。国道1号、国道9号、国道24号ですね。
言い方としては、五条通が国道1号と国道9号に当たりますけれども、そういう道路の維持管理、メンテナンスをしております。
メンテナンスと言っても、なかなかわかりにくいと思いますが、簡単なところで言うと、舗装が傷んだ時に、直したりとか、街路樹を剪定したりとか、そういったことをやっているのが、日々の業務です。
絹: リスナーの皆さんにとって、国道って、走れて当たり前と言うか、あまり普段気にされてないと思うんですけど、実は道路にへこみだとか、ひび割れだとか、陥没と言って、穴ぼこがあいていたりすると、下手をすると人の命に関わったり、大怪我にということも、実はあるんです。
そういうことを実に地道になさっているというのが、京都国道事務所の1つのお仕事です。
馬: そうですね、はい。
それから大きな道路の建設という意味では、先日開通いたしましたが、京都縦貫道、あれも国土交通省とNEXCOで整備をしてきまして、京都国道におきましても、にそと(京都第二外環状道路)の整備を進めているということで、そういう大きなプロジェクトもこれまで担当してきています。

 ●京都縦貫道も手掛けました
絹: ビッグプロジェクトでしたねえ。
馬: そうです。お陰さまで無事に開通いたしまして、非常に喜んでいただいております。
絹: 本当に喜んでいる人が多くて、例えば私の嫁は(私的なことで申し訳ありません)、舞鶴の出なんですが、独居高齢者である母の元へ行くのに、使っております。
例えば「脚立から落ちたあ」という電話が掛かってくると、あわてて走っていくわけですが、以前はだいぶかかったのが、お陰さまでだいぶ早く駆けつけることができるようになりました。
馬: そうですね。
絹: それだけじゃなくて、何か途中の道の駅がすごいことになっているとか(笑)。
菅沼さん、その辺、ご存知ですか?
菅: はい、私もプライベートで行ったんですが、売り切れていてなかなか食べられなかったりとか(笑)。
絹: あ、味夢(あじむ)の里ですか。
「味」と「夢」って、書くんですよね。
菅: はい、本当にたくさんの人でにぎわっていましたね。
絹: 国交省のお仕事と絡むところで道の駅、これも素晴らしい発想で、道の駅のおかげで、地域が、その周りの人が元気になったり、周りの人と人との交流がパワーアップされてというようなことを、見聞きしたり、読んだりしたことがありますが。
馬: 最初は休憩施設であり、情報提供施設であったんですけど、最近はそういう地域活性化の場であり、防災の拠点であり、色んな使われ方をしておりまして、そういう意味では今後もいろんな形で利用していただいて、ますます増えていけばいいなと思っております。
絹: また、うちの嫁の話に戻りますが(笑)、舞鶴の実家に飛んで帰った後は、行きはスパーっと早く行くんですけど、帰りはなかなか帰って来よらへんのです。
道の駅があるたびに寄って、そこで牛蒡を買ってくるだとか、しいたけを買ってくるだとか(笑)。
周りの方の顔の見える色んな生産物なんかを買ってくるのを楽しみにしておりますので、そういう意味でも地産地消にも、道の力というのは影響しているのかもしれません。
さあ、すみません、また嫁の話をして、話の腰を折ってしまったような気がしますが(笑)。

 ●「道路交通起終点調査」、どうぞご協力ください!
馬: あと、京都国道の仕事としては、日々のことと、将来の道路交通をどうしていくのかということで、渋滞や事故といった問題をどう解決していくのかということも常日頃から考えておりまして、それをやっているのが菅沼課長ということで、ね。
菅: はい(笑)。
絹: 先ほど、菅沼さんに教えていただいたんですけど、五条通の通過台数が一日どれくらいですかと言ったら・・・。
菅: だいたい6万台くらいですね。
絹: やっぱり、ちゃんと調べたはるんです。
それでは、菅沼さんのお仕事の一端をお願いします。
菅: はい。私のいる調査課というのは、交通量調査とか、将来の交通予測などをしております。
あと事業を担当している部分もありまして、これからできていく道路への調整といったこともしております。
調査についてですが、今、道路交通の実態を把握するという5年に1回の国土交通省の調査をおこなっていますが、今年度はちょうどその年に当たります。
直接的に道路の交通を計ることは10月の頭くらいから、色んな場所で開始しておりますが、個人さんがその日一日どういう動きをされたかという「道路交通起終点調査」というのを、無作為で抽出し、郵送で・・・。
絹: すみません、今、どんな漢字を書くのか、わからなかった・・・。
馬: 起点と終点の起終点です。
絹: あ、始めと終わり。
一般の方が、スタートはどこから走って、終わりと言うか目的地はどこかという個人の交通パターン、移動パターンも、国土交通省の方々が道路を整備したり計画したりするのに、大事な情報になるよと、そういうことなんですね。
菅: はい。で、どこからどこへ行く車が多いといった調査をいたします。
馬: 道の国勢調査のようなものです。
絹: ああ、わかりやすい。
リスナーの皆さん、こういう調査が来たら、「じゃまくさ!」と思いがちだと思うんですが、実はこういうことに協力することによって、そのデータが寄り集まって、道路をどう直していこうか、どう延ばしていこうか、どう整備していこうかという非常に大切な原資データになります。
ですから、「起終点?何のこと?あ、あれや!」と思っていただけたら有難いです。
菅: 本当にその通りでございます。
インターネットによる回答や、郵送での回答と両方できるようになっておりますので、是非とももし到着いたしましたら、必ず回答していただけたらと思います。
絹: はい、よろしくお願いいたします。地道ですね。
菅: ありがとうございます。

■第二章 京都の道の課題
 ●京都は自家用車への依存度が高い都市
絹: それでは馬渡さんに、この間の御講演のなかから、すごく内容の濃い講演だったので、交通問題の京都の現状について、解説をお願いします。
馬: はい。私もこの4月に京都に赴任いたしまして、あこがれのまち京都に来させていただいて、非常にうれしく思っております。
海外の旅行誌の中で、訪れたい都市に2年連続で選ばれたということで、非常に注目が集まっているこの京都ですけれども、京都に来た観光客の方に「何か残念なことはありましたか?」というアンケートをとったところ、その中で4割くらいの人が「残念なことがあった」という回答をされています。
「その残念な点は何ですか?」と言うと、公共交通機関の不便性や、人が多い、混雑している、渋滞しているといった交通に関するものだったということで、交通の課題は非常に大きなものがあるんだなというのが、まず言えるかと思います。
絹: やはり地下鉄は東京や大阪に比べると少ないですし、今いろいろ問題になっていますけれども、四条通をなんとかしようという「歩くまち・京都」構想が今、途上ですから、渋滞とかありますよね。
馬: 鉄道の整備が、おっしゃる通り、東京や大阪に比べて進んでいませんので、そういう意味では自家用車への依存度が高い都市であります。
絹: 調査の結果もそういうのが出ていますか。
馬: そうですね。
絹: この間のお話でもびっくりしたんですが、鉄道への依存率というのが、そんなに京都は多くないのよという・・・。
馬: そうですね。東京23区でいきますと、37%弱が鉄道を使っていると。
これはやはり東京の地下鉄のネットワークは非常に発達していますし、私鉄も発達していますが、京都はその半分くらいの割合ということになっています。
その代わり自動車への依存度が26%と非常に高いものになっているということです。

 ●まちなかを走る車の半分が通過交通という実態
絹: 26%自動車に依存している、頼っている。
だけど通過交通と言いますか、地元の人だけじゃなくて、他府県から来て、京都が目的地ではなくて、通り抜ける人が結構いはるそうですね。
馬: そうですね。
京都というのは、東西を川に囲まれて、北を山に囲まれて、南はJRがありますので、袋小路のようなところになっているわけですが、その中心部を通る車の半分くらいは通過交通で、西に行ったり、南に行ったりされているということが、データからも、いわゆるビッグデータからもわかっているということです。
絹: リスナーの皆さん、今、馬渡さんがビッグデータとおっしゃいましたが、すごい大量のデータを集約して、つかんでいらっしゃるんですね。
びっくりしますね。
馬: 先ほどの5年に1回の調査だけではなくて、ドライバーがナビのアプリケーションを使ったりしますけれども、そういうデータを解析することによって、どういう風に通っているかとか、何時ごろ通っているかというのが、まだまだ少ないんですけど、わかるようになっているというのが現状です。
絹: そういうデータを解析した結果、やっぱり通過交通が3分の1?
馬: いや、ざっくり言うと半分くらいです。
ですのでそういう、いわゆる用のない方が通っていらっしゃいますので、それを如何に迂回をしていただいて、あるいはそもそも車の御利用を控えていただいて、公共交通に乗っていただくというのもあるかと思いますが、中に入ってくる車の数を減らすというのが、非常に大事なのではないかと、我々としては考えています。

 ●千代原口の立体交差の効果
絹: そういう意味では大きな成果が、ごく最近出ましたね。
どこでしたっけ、千代原口?
馬: 場所は、第二外環状というのと、千代原口という2つの大きなプロジェクトが近年終わりまして、第二外環状によって、市内に入ってくる車も少しですが減っているということや、千代原口というのは西京区の方ですが、そこが渋滞のメッカでしたが、立体交差をすることによって、だいぶ流れがスムーズになったというのが、データとしてはわかっています。
絹: 実感としてありますね。
そして通過交通が千代原口の付近では少し減ったとおっしゃいましたが、どれくらいというのは数字ではつかめているのでしょうか。
馬: 交通というのは日々変化しますので、大きな減少ではないのですが、走る車の速度が確実に上っているというのは見て取れまして、時速10km程は速く走れるようになりました。
絹: 8月の馬渡さんの講演で覚えておりますのは、2つすごく面白いエピソードをご紹介されていました。
千代原口の道路交通情報に関する渋滞情報です。
FMラジオで千代原口のアンダーパス(立体交差ですね)での渋滞情報の報告があるのですが、開通前の一週間は週に25回で、開通後の一週間は?
馬: 0回ということで、FMでも渋滞の情報が出なくなったと。
絹: これ、ものすごくわかりやすい情報だと思いませんか。
そして「少し減ったように思う」と非常に遠慮がちにおっしゃいましたが、例えば講演時に首都高速道路、中央環状線の開通3ヶ月でのデータを馬渡さんは報告されていました。
これが面白いんですよね。

 ●交通量がほんの少し減少するだけで、渋滞は改善します
馬: 首都高速道路については、京都の方は御存じない方もいらっしゃると思いますが、首都圏では3つの環状道路をつくっておりまして、3環状と言っておりますが、その一番内側の環状道路がようやくこの春に完成をしました。
その環状道路をつくることによって、中に入ってくる車が迂回をするということで、交通の円滑化が進みまして、約5%減りました。
絹: たった5%と感じるんですが、それで効果が大きかった。
馬: そうですね。
渋滞の損失時間と言いますか、渋滞の時間が約5割減少ということで、半減したと聞いております。
絹: 交通工学などを専門に勉強した人でないと、ピンと来ないかもしれませんが、我々一般人からすると、通過交通が5%減ると、あるいは3%減ると渋滞が半減したり・・・。
馬: ええ、東京の例ではありますけれども。例えば渋滞を半減するために、交通量を半減しなければいけないかと言うと、そうではなくて、ちょっとした交通の1割2割が減るだけでも、だいぶ流れがスムーズになることが多いと思いますね。

 ●京都の中心部にいかに車を入らせないかが重要です
絹: さあ、こういうエピソードから京都の現状、あるいは弱点とか、これからどういうふうになっていくといいよねというようなことが見えてきたと。
そうですね?
馬: そうですね。
中心部に用のない車にいかに迂回をしていただくか、あるいは公共交通を使っていただくか、あるいは時間をずらしていただくかということが大事だと思います。
それによって京都の中心部の混雑が解消されますし、あるいはバスの定時性が向上するという効果もございますので、そういうできるだけ中心部に車を入らせないということが大事なのかなと思っております。
絹: そういう意味では環状道路の整備ということが、京都国道さんの課題だそうですね。
馬: そうですね。
西側につきましては、第二外環状ができましたけれども、東側についてはまだ具体的な計画がないという状況ですので、今、外環状というのがあるんですが、非常にそちらも混んでいるというデータもありますので、やはり東側の交通をどうするかが非常に大事かなと思います。
絹: それと馬渡所長に教えていただきましたけれども、京都の土地柄の特性、東西に川、北に山、南にJRと、市内への入り口と出口が限られていると。
例えば滋賀県に抜けるところ、山科に抜けるところ、狭くなっている所で、川の流れで言うと流速が限られてしまうので、そこを広げないとということですね。
馬: そうですね。
朝は京都市内に入ってくる方の時間がばらけているんですが、お帰りになる際は夕方にお帰りになるので集中してしまいまして、特に堀川通とJRが交差するところなどは、車線が急に狭くなったりしておりますので、そういった流れをいかに良くするかも併せて大事なのではないかと考えております。
絹: 京都国道の皆さんの仕事というのを、少しその一端を感じ取っていただけましたでしょうか。
一般市民からすると、当たり前のインフラを担当されている方々の存在というのは、なかなか見えません。
そして私たち建設屋も同様であります。

■第三章 京都国道と京都市民と
 ●道のお掃除が地域をつなげる
絹: 平成19年に京都国道の先輩方がこの放送のゲストに来られたことがありますので、そのエピソードを少し開陳して、京都国道さんの仕事と京都市民との関わりというのを話してみたいと思います。
ボランティアサポートプログラムというのですが、国交省さんと京都国道さんが(うちの会社は五条通にありますけれども)、「道をきれいにするボランティアチームをもしつくってくれたら、集めてくれたゴミは国交省が捨てるよ。手を挙げる人、いない?」と声をかけてくださったんですよね。
馬: そうですね。
あと掃除道具等、必要があればお貸しするであるとか、地域の団体の方と協定を結んで、地域の方のそういう活動を後押しするといったことをやっています。
絹: 声をかけていただいたので、うちは反応して、ボランティアお掃除チーム「クリーンアップ五条」をうちの会社でつくりました。
そしたらね、もう10年近く続いているんですよね。
近所の方もそういう方が何組もおられます。
そして有難いことに、大きな看板をつけてくれはったんです。
「この通りは公成建設がきれいにしています」というでっかい看板をつけてくださったんですが、あんまりやと思って、「“私たちも”に直せ」と言って、勝手に「も」シールを作って貼り付けたんです(笑)。
うちだけじゃなくて、いっぱい国道周りを掃除しているおじちゃんやおばちゃんがいはるんですよ。
お陰さまでそうやって掃除をする習慣ができました。

それともう一つの効果もありました。五条通は一日の通過交通が約6万台で、道幅が約50メートルで、大きな川が流れているようなもんです。
で、南側と北側はなかなか遠いです。
掃除をしていると、今まで挨拶しなかった近所のおじちゃん、おばちゃんと「おお、ごくろうさん」みたいな形で、言葉を交わすようになりました。
それが何か副次効果と言いますか、「あんたもゴミひろてんの?」みたいな。そんなわけで、国交省さんや京都国道事務所の皆さんは、実は水面下で掃除道具を貸し出してくださったりと、人知れず地域に対してもそういう働きかけをしていただいています。
皆さんの足元の大切な公共インフラ施設です。
ぜひ愛着を持っていただけたらと思います。

 ●地域の方々とご一緒に
馬: そうですね。よろしくお願いいたします。
先日も五条大橋の橋洗いというのをやりまして、地域の方と一緒に橋を磨きましたので、そういう意味では本当に地域の方と一緒になっての活動も取り組んでまいりたいと思っております。
絹: この頃ね、ダムマニアだとか、橋マニアだとか、何かもう頬ずりするように大好きな人が出てきているらしいので、そういう方々とともに、自分たちの足元を固めて下さっている職種の方々の存在を時々は思いだしていきたいなと思います。
菅沼さん、さっき雑談の時に、京都市の建設局が仕掛けている〇(まる) 〇(まる) アプリプロジェクト、あれ、どう思われました?
菅: 今まだ京都国道事務所では、そのアプリを使ったものというのはやってないんですが、お電話で色々ご意見をいただいたりしながら、それに素早く対応していけるというのは素晴らしいことだと思いますし、場所がわかれば間違いも少なくなりますし、早く駆けつけられたりするということすごく素晴らしいなと思っています。
絹: 今ご紹介した〇〇アプリプロジェクトというのは、スマートフォンのアプリケーションをみんなで市民の方と一緒に開発して、道路が痛んでいるところ、カーブミラーが痛んでいるところ、木の枝がじゃまになるところなどをパチっと写真を撮って、地図情報と一緒に担当しているところに集約してみたらいいんじゃないのと。
それが一般の市民は国道なのか、市道なのかわからないから、市と府と国が連携するようなアプリができるといいねみたいなことまで、市民の人と話すワークショップが始まっております。
また、聞こえてきたら意識してみてください。
両名: はい、是非よろしくお願いします。
絹: さあ、皆さん、今日はいかがだったでしょうか。
うちの番組としては非常に硬いお話だったかもしれませんが、大切な京都の国道を守ってくださっている京都国道の馬渡所長と調査課長の菅沼さんでした。
本当に今日はありがとうございました。
両名: ありがとうございました。
絹: この番組は、心を建てる公成建設の協力と、京都府地域力再生プロジェクト、そして我らが京都市・景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。ありがとうございました。
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