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放送日 平成27年1月17日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。

タイトル: 六原学区防災まちづくり会議をご存じですか?~一條さんとゆかいな仲間達~
概要: 六原学区防災まちづくり会議の皆さんをお招きし、六原学区防災まちづくりについてお話しいただきました。

左から、能戸氏、木口氏、藤原氏、一條氏、小松氏
出演者: 一:一條勝廣氏 六原学区 防災まちづくり会議 副会長
小:小松広明氏 六原学区 防災まちづくり会議
藤:藤原英一氏 株式会社サンワコン 地域計画部
能:能戸謙介氏 拙計画工房
木:木口なつみ氏 都市計画局 まち再生創造推進室
絹:絹川 雅則 (公成建設株式会社)
   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
絹: まちづくりチョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た、元気なまちづくりびとの紹介や、その活動の最新のお話しを紹介しております。
いつものように番組のお相手は、当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。

■今日はたくさんのゲストで賑やかにお送りいたします!
絹: さて、本日のゲスト、たくさんお越しいただいております。
六原学区防災まちづくり会議、一條副会長とゆかいな仲間達の皆さんです。
5人来ていただいています。
それではゲストの紹介をさせていただきます。いつものように絹川が手を抜くために、他己紹介というシステムを取っております。
では、木口さん、一條副会長って、どんな方ですか。
木: はい。
一條副会長は、すごく熱い思いを持っていらっしゃる方で、六原のこと、防災のことをお聞きしたら、色々熱く語ってくださいます。
でも、携帯電話をお持ちなんですが、ピンクパンサーのピンク色のかわいいストラップがついていたりとか、そんなお茶目な一面もある方です(笑)
絹: いきなり裏のエピソードを、ありがとうございます(笑)。
それでは一條副会長、藤原さん、行きますか?
一: そうですね。
藤原さんは行政の事務局の方から、六原自主防災会に関わっていただいて、この人みたいにすごい人はなかなかいないと思うんですが、非常に助かっております。
これからも藤原さんが一生懸命我々を指導していただければ、結構だなと思っております。
絹: 藤原さんは行政からコンサルタントとして、六原の地域に派遣されているという、カタく言えばそういう方ですね。
技術士にして、一級建築士資格を持つという手練れであります。
さあ、藤原さん、持ち上げたところで(笑)どなたの他己紹介行きますか?

藤: じゃあ、能戸さんを。
能戸さんは、建築士会のスーパーエースで、六原の防災まちづくりをやっていく上で、欠かせない人物なので、是非一緒に手伝ってほしいと口説き落としました。
今一緒に防災まちづくりに取り組んでいただいている熱い男です。
絹: 能戸さんは、建築士会の能戸さんでありまして、これは“拙計画工房(せつけいかくこうぼう)”とお読みするのでしょうか。
“拙い”という字で、“せつ”。なんか自虐的なオフィスの名前を語っておられますが(笑)。
では、能戸さん、どなたを紹介していただけますか。
: では木口さんを。
木口さんは、防災まちづくり会議っていう、僕らがいつも参加している団体なんですけど、いつも会議はおっさん、おじいさんがメインという中に、こういう若い女性が入っていることで、会議も潤うし、ちょっと飲み会もあるんですけど、そこも潤うという、非常に大事な役割を果たしておられる方だと思います。
よろしくお願いします(笑)。
絹: はい。木口さんの他己紹介でした。
そして最後、小松さんが残っていますね。
小松さんは、進行役の私がたまたま知り合いなものですから(笑)。
小: びっくりしましたね(笑)。
絹: はい(笑)。
小松さんは本職は整体師さんと言っても、広うござんすと(笑)。
変わった人です、とにかく。うちの会社の安全大会に来て頂いて、ミニレクチャーを・・・
小: 去年は講演をさせていただきました。
絹: はい。身体ほぐしを交えた講演をしていただきました。
それこそおっさんらを相手に、ようころがしていただきました。ありがとうございました。
小: お世話になりました。
絹: そういう小松さんです。さあ、大切なことを忘れておりました。

■第一章 袋路の安心避難のために
 ●六原という地区
絹: リスナーの皆さん、本日の番組のタイトル、番組のテーマでございますが、今日お越しいただいていますのは、六原学区防災まちづくり会議の皆さんです。
漏れ聞きますと、こちらは自主防災組織の組織率が100%という、非常に高い防災意識をお持ちの地域と聞いております。
ですから「六原学区防災まちづくり会議をご存知ですか?」というタイトルをつけさせていただきます。
そしてサブタイトルが「一條さんとゆかいな仲間たち」と(笑)。
一: 最高ですね!今のは(笑)。
絹: 六原学区は京都市の東山区で鴨川と何に挟まれたエリアと説明したらいいですかね・・・清水ですかね。
そんなに広い、たくさんの人口がぎゅっという場所ではないけれど、やっぱり歩いてホッとする場所であるというような、そんな感じがしますけれども、たまたまあの辺で仕事をしていたりするんですけど(笑)。
小: すぐ近くでやってますもんね。
絹: 御迷惑をかけております。
小: いえいえ(笑)。
木: 古い町並みとか、細い路地とか、いい感じのコミュニケーションとかあったりして、京都らしい、いい町並みの残っている素敵なまちだと思います。

 ●避難扉を設置しました
絹: それでは何とか、テーマ・タイトルを乗り切りましたので、エピソード1に入らせていただきます。
エピソード1、これは一枚の新聞記事の写しがございます。
なんでも最近、朝日新聞に取り上げられた出来事だと。
ちょっとだけ読ませていただきます。後は補足してください。
「空き家と闘う その26  倒れない塀 安心避難」というタイトルがついていますが、

―11月末の土曜日。京都市東山区六原学区で緊急避難用の扉が付いた塀の改修工事が完成した。六原学区防災まちづくり会議の会長坂田さんたちが木の扉に刷毛でベンガラを塗り、最後の仕上げをした。―

こういう記事でございます。さあ、これについて皆さん、本物の当事者がここにおられますので(笑)、これについてまず語っていただきます。

朝日新聞 平成26年12月25日の記事
クリックすると大きな画像になります
一: 私も塗らしてもらいました。よかったと思います。
絹: 一條副会長、新聞にこれだけでかく取り上げられるというのは、結構珍しいことなんでしょうね、きっとね。
一: 結構、他の新聞にも出させていただいて、会長と私が一緒の写真が何回かありました。
それだけ行政の方々や市民の方々が関心を持っているのではないかと。
そういうことですね。
絹: 事前のお話のときにも、「六原地区は袋小路がやたら多いねん」というお話をしていただきました。
ですから、「いざ地震とか、何かの時に、袋小路って、ちょっと気になるねんなあ」というのが、行政の木口さんとしての問題意識ですかね。
木: そうですね。
先ほど路地が多くてというお話がありましたが、六原学区は袋路がすごく多いです。
先ほどご紹介いただきました避難扉をつくったというのは、そういう袋路で、建物が倒れたり、火災が起こった時に逃げ道がなくなる恐れがありますので、複数方向に逃げる道をつくるということが、すごく大事になります。
今回はその袋小路を2方向に避難できるようにするというので、取組みをしました。
今回も役者が揃っているのですが、小松さんにお取りまとめいただきまして、能戸さんに計画をつくっていただいて、一條さんにもベンガラを塗っていただいて、11月の末に完成しました。
能戸さん、どうですか?つくった感じは。
能: 計画というふうに御紹介いただきましたが、実際は小松さんのところに同じデザインの木塀がありまして、それをぱくっただけなんで(笑)。
計画というのは、ちょっとおこがましいんですが(笑)。
絹: いわゆるコピー&ペースト(笑)?
能: そうなんです。全く右の脳は使ってないので、はい(笑)。そういう感じで。
小: もともとのモデルもベンガラやったんで、ベンガラみたいな・・・(笑)。
能: そうなんです。カラーからモデルから、何もしてないんで。
図面を描きましたという程度で、紹介していただければと思っています。
小: すごくいい感じにやっていただいて・・・。

 ●地域を取りまとめるということ
絹: 非常に奥ゆかしい方であります。
さあ、今、小松さんが取りまとめって、さらっと言われたでしょ。
実はとりまとめって、そこが肝心要の扇の要じゃないんですか。
木: おっしゃる通りで、やはり路地の所有者さんがいらっしゃいますので、所有者さんの御同意、御協力がなければ、これはできないお話なので、今回は所有者さんにお話に行ったり、路地の方に御説明したりだとか、そういうことを小松さんに全部していただきました。
絹: 小松さん、ご苦労様です。
小: いえいえ(笑)。
絹: さあ、小松さん、その時の御苦労話を一節いかがですか。
小: そんなに苦労はなかったんですよね。
「こんな工事をしますよ」というふうに、周囲の方に同意を取りに一軒、一軒伺ったんですけど。
絹: 何軒くらい?
小: 10軒くらいは行ったんじゃないでしょうか。
絹: 僕、本職は建設屋でしょ。
工事すると近隣挨拶は、必ずあるんですよね。結構気を遣いますよ。
小: どんな反応されるのかなと、行く前はわからなかったんですが、行くと皆さん「あ、ご苦労様です」と喜んでいただいて・・・。
絹: 副会長、小松さん、さらっと言いましたけど・・・
一: いやあ、この人の性格がそのまま出ているんだと思うんですよ。
だから安心感があるのと違いますか。この人を見ていると。
絹: そうだと思いますよ。
例えば、私みたいなのが行くとしますと、「絹川が来よるんやったら、協力せんとこか」という話になるかもしれませんよね。
一: いやあ(笑)、その通りだと思います(笑)。
絹: 「小松さんやから」と、小松さんが普段から周りの十数人の人から信用されていて、「いざと言うとき、逃げる扉がないとあかんのか」と。
また、行政の仕組みがあって、それを当てはめられたということですね。
木: そうです。30万円全額補助で、こういった扉をつけたり、例えばブロック塀があって、それを除却するだとか、全額補助でそういう助成事業がございますので、そういうのをお使いいただいてつくったという形になります。

 ●普段のお付き合いの大切さ
絹: もう一回新聞記事の抜粋をちょっとだけ読みます。

―京都市緊急避難経路整備費助成事業の30万円を使い、古い塀を壊して高さ2.35メートル、幅2.40メートルの木製の塀にした。支えの柱も取りつけた。―

さあ、出てきます!

―塀の西隣で整体院を営む小松広明さん(31)は、「これで避難路を確保できそう。安心です」と話す。―

これですね。やあ、ようやってくれはりました。
木: 本当にその通りで、先ほどお話にありましたけれども、やっぱり行政から行くとびっくりされるということも多々ありまして、やっぱり今回、小松さんのお人柄と人徳で、路地の方々も快く・・・(笑)。
絹: いやあ、一條副会長、本当に人柄っていうのは、大事ですし、先ほども話していたんですが、扉をつけました、成立した、だけれども扉のあっち側とこっち側でお互いに仲が悪ければ、鍵をかけてしまおうかという話だってありうるじゃないですか。
それが今回うまくいった。
これは何を意味するのかというと、そのエリアの人たちが、ちゃんとお顔が見えて、普段からお付き合いをしたはるということで、めちゃくちゃ民度が高いというか、そういう人たちのエリアなんだなと。
それがたぶん高い防災意識の皆さんがおられるというふうに言えるのかもしれませんね。
小: 僕が気が楽だったのは、去年一年間、町会長をやっていたんです。
ですから割合、近隣の方とのコミュニケーションは取れていたんですね。
今日、ご紹介いただいた時、整体師ということでご紹介いただいたのは大変うれしいんですけど、一応、僕、自主防災の役員もしていまして(笑)それで「整体士が急になんで?」とリスナーの方が思われてもなんですので(笑)。
僕も一條副会長のゆかいな仲間たちの一員なんです(笑)。
絹: すみません(笑)。
僕が整体師としての小松さんに世話になったものですから(笑)。
小: そう、そう、もともとの出会いがそうだったので、今回はびっくりしました(笑)。
絹: リスナーの皆さん、こういう方々です。
そして六原のエリアというのは、袋小路に対して、扉・塀をなおされた。
小さい事かもしれません。でもこの一歩って、結構でかいかもしれないなと私は感じております。
皆様の自己紹介と六原学区の防災まちづくり会議のエピソード1でしたけれども、さあ、エピソード2の時間ですね。

■第二章 まちを歩き、まちを見る
 ●トンネル路地の上が危ない・・・
絹: こういう地元の活動を始められる方々が、非常に大切にされている行為、実験と言いますか、行動があります。
我々はそれを「まち歩き」と先輩方から聞かされておりますけれども、地域に入る時に、大学の先生だとか、地域の方々が、一番最初に大事になさるのが「まち歩き現地調査」です。
これを今回も一條福会長が非常に大切にされているという温度が伝わってまいります。
この活動について、まち歩きに関するエピソードを教えていただけませんでしょうか。

六原学区防災まちづくり会議の主な取組
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一: まずエピソードと言うよりも、やはり現実的に歩いてものを見る、建物を見る、道路を見るというようなことを、必然的にするようになったんです。
それから話が少し変わるんですが、袋小路の上に町内のお地蔵さんの道具だとか、そういうような建物が今あるんです。
絹: トンネルの上に、路地の上に倉庫みたいなのが・・・。
一: そうなんです。それが朽ち果てる一歩手前なんです。
それを今度、ここと行政の方々と京都市の方から250万というお金が出るわけです。
絹: あ、空き家対策の公開審査会で取り上げられた案件とはまた別ですか?
一: また別です。
これも始めての例なんですけど、先だって路地の方と町内会長さんと我々3人ほどでお話をして、金額は250万円で収めようという話ができたんです。
絹: トンネル路地の上のところに、大事なお地蔵さんの道具が、倉庫があると。
町内の共有財産みたいなものですか。
一: まあ、と思うんですが・・・
絹: それの床の部分が穴が開きそうになっているとか、崩れそうになっているとか、そういうことですか。天井とか・・・。
能: もともと町家型のやつを切って残っている状態の路地なので、建物として半分成立してないような建物なんです。
絹: では補強財を入れないと、という状態なんですか。
能: またトンネルなので、壁は入れられないので、完全な耐震改修ではないんですが、水が入っているので、屋根を葺き替えて、今、二階に大事なものとおっしゃっていましたけど、結構不要なものもたくさんありまして(笑)、それをどけることによって・・・。
絹: 軽くなると(笑)。
一: まあ、そういうことがこれからも色々と出てくると思うんですよ。
ですから1つの例になると思って・・・。
絹: そういうのも皆さんでまちを歩かれて、その結果見えてきたことの代表的な一事例であると。
一: そういうことですね。

 ●まち歩きは事あるごとにやっています
絹: 何か他、ローラー作戦という言葉もどこかでお聞きしたような気がするんですが、よく皆さんにお声をかけて、年に何回か歩かれるんですか。
まち歩き第一回
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藤: そうですね。
防災まちづくり会議の、この六原の特徴としては、やっぱり色んなメンバーが関わっていて、耐震も地震に強い家づくりも、建物も取組みをしていかねばならないというなかで、能戸さんも当然中心的に活動されていますけれども・・・。
木: 地域ローラーと、今おっしゃってくださったのは、第1段ということで、弓矢町という町でさせていただきました。
実際、地域の方々と自主防災会、防災まちづくり会議のメンバーと一緒に歩いて、地域の方々って、「自分とこの路地は知ってるけど、ここの路地は知らんわ」とか、「入ったことないわ」とか「ここは危ないね。こんなん知らんかった。」と、よく聞くんですね。
実際学区で今、路地はどうなっているのか、全戸配布でマップなどを作ったりしていますが、実際そういうのを見ていただくというような取組みをしています。
絹: あらま、全戸配布されているんですか。
木: そうですね。
先ほど一條副会長がお話しされてましたけど、まち歩きというのを、この防災まちづくり会議を立ち上げてすぐに、役員さんでやりまして、それの結果を学区の皆さんに知っていただくというのは、とても大事ですので。
絹: 頂いた資料にあります。
まち歩き第1回、平成24年10月、薬師町、弓矢町他。これが始まって第1回?

六原学区防災まちづくりマップ
クリックするとPDFファイルが開きます
木: そうですね。はい。
絹: そして第2回は二月後に、24年の12月、轆轤町及び五条橋東ほか。
ここで何人くらい参加されたんですか。
木: この時は、防災まちづくり会議のメンバーだけでやったんですね。
この防災まちづくりの取組みは平成24年からやっておりますので、25年にマップをつくりまして、全戸配布をさせていただいたんです。
藤: まち歩きは、ことあるごとにやっています。
大々的には平成24年にしたんですけど、耐震のローラーの時もまち歩きみたいに、地域住民さんと歩いたり、ことあるたんびにですね。

 ●耐震ローラー作戦って?
絹: すみません。耐震ローラー作戦について、ひょっとしたら「それ、何やろ」と思っておられる方がおられるかもしれませんので、ちょっと平仮名的に解説していただけませんでしょうか。
藤: 京(みやこ)安心すまいセンターという組織が市内にあるんです。
絹: 行政の外郭団体でしょうか?
藤: そうです。
そこが建築安全推進課さんと一緒にされているんですけど、地域の方々に「地震に強い家は大事だよね」というのをわかってもらうために、まちを歩いたり、専門家がお話をしたり、そういった色んな事をパッケージにして、意識啓発をしていくような取組みです。
もちろん耐震の相談とか、そういったところで、能戸さんみたいな建築士の方からも御協力をいただきながら、地域のまちづくり、地震に強い家づくりの取組みをやっているというのが概要になります。
絹: ありがとうございます。
耐震ローラー作戦というのも、まち歩きの1つの形なんですよね。
一緒に歩いていて、傾いていたり、地震でぐらっときたらやばいかもしれないというのを、みんなで見つけようという、そういう活動ですか?
一: まあ、だいたいそういう活動なのですが、まち歩きすると色んなものが目に見えてきて・・・。

 ●まちを歩きながら、話をして・・・
絹: 例えば、付随的に他に見えてくることって、どんなことがありますか?
一: 朽ち果てた家がどうなるか。
更地にすると、税金が高くなるので、朽ち果てたままにしておく人がたくさんいると。
また空き家にしておいて、何かに使うというようなことも話し合いをしているわけです。
絹: まちを歩いている間に、色々お互いに雑談と言うか、コミュニケーションして、「どうしよう、ああしよう」と言っていることにも意味があるというのが、副会長のお考えですね。
これで見えてくることがあって、そして地図をつくって、それを落とし込んで、皆さんにお配りになる。
さらに六原防災まちづくりニュースも、すごく地道に、数多く発行されていますね。

 ●地域の皆さんに知っていただくことの大切さ
木: やっぱり初めに取り上げていただいた緊急避難経路、袋路の2方向避難というお話がありましたが、「広く防災のことをやっているんですよ」というのを、地域の皆さんに知っていただいて、自分の住んでいる所を「危険かもしれへんな」とか「いざという時、どうしよう」ということを考えていただくきっかけにもなりますので、こういう活動を皆さんに知っていただくというのは、非常に大事なことではないかと思っていますので。
絹: でも初めにまち歩きに行くと、「こいつら、何しに来よったんや」みたいな変な目で見られそうな時に、小松さんが役に立つわけですか(笑)。
一: 確かにそうですよね。
それと今まで、自主防災と言うと火の用心、訓練と入ればバケツリレーとか水鉄砲のようなもので消火の練習をしますけれども、防災まちづくり会議ができてからは、ちょっとおろそかにして申し訳ないんですけど・・・
町家対策とか、ローラー作戦とか、そちらのほうが忙しくなりまして、月に1回あるかなしかの活動になっているのですが。

 ●力み過ぎず、柔らかなスタンスで・・・やりがいのある仕事です!
絹: でも先ほどお伺いしたら、防災まちづくり会議、月に1回ずーっと集まっておられるって。
それが続けられることが尊いというか、すごいなという思いなんですけど、面白くなかったら、やりがいがなかったら続きませんよね。
一: 面白いというよりも、使命感がだんだん出てくるんですよ。
絹: で、そのゆかいな仲間たちって、さっき出てましたが、やはり皆さんの仲間内の雰囲気がハッピーと言うか、愉しそうで、カンカンに肩に力を入れてやっておられるのではなくて、大事なことをやっておられるのに、すごい気楽にゆるくなさっているから、続くのかななんて、勝手に想像したりしますけど。その辺りどうです?
一: ある程度気楽にやろうという気持ちもありますが、やりがいのある仕事やなとだんだん思ってくるんですよね、これが。
絹: 本当に、どなたかが声を上げてなさらないと大変な重たいテーマではありますから。
また、お話を伺っていて感心させていただいたのは、行政がもちろん介入しておられるんですけど、都市計画局の皆さんが、非常に平仮名のスタンスでお入りになっているなと。
助成の仕組みがあるから「これ、使てんか」と、上から目線とは全然違うなということを私は感じさせていただきました。
一: 非常に助かっています。
絹: 皆さん、本当に六原の皆さんに是非是非御注目下さい。
そしてホームページニュース六原の皆さんの活動にアクセスしていただけたら、本当にうれしいです。

この番組は、心を建てる公成建設の協力と、我らが京都市・景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。
ゆかいな仲間の皆さん方、ありがとうございました。
一同: ありがとうございました。
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