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放送日 平成24年 8月11日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。
ちょびっと
タイトル: 「西陣の朝市~マルシェ~」ってご存じですか?
概要: ゲストに有)粟辻アートディレクションルーム代表 粟辻順恭氏と京都市景観・まちづくりセンター まちづくりコーディネーター 高木良枝氏をお招きし、西陣児童公園において「西陣町おこしの会」が取り組んでおられる「西陣の朝市~マルシェ~」について、お話をしていただきました。
出演者:
粟:粟辻 順恭氏 (有)粟辻アートディレクションルーム代表
高:高木 良枝氏 京都市景観・まちづくりセンター 
 まちづくりコーディネーター
絹:絹川 雅則   (公成建設株式会社)


収録中の風景 右手が粟辻氏、正面は絹川
ちょびっと
 
 
   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
 絹:  “まちづくり”チョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
  ************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た京都の元気なまちづくりびとの紹介や、その活動の最前線をご紹介しております。いつものように番組のお相手は当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。

●今日は、西陣からお越しいただきました
絹: さて、本日のゲストはお二方。
まずお一人目は、粟辻順恭(あわつじ よりやす)さん。
難しい字です。お坊さんみたいなお名前ですが、粟辻さんでございます。
よろしくお願いします。
粟: こんにちは。よろしくお願いします。
絹: そしてお二方目、われらが京都市景観まちづくりセンターより、まちづくりコーディネーターの高木良枝さんです。
高: こんにちは。よろしくお願いします。
絹: はい、それでは本日の番組タイトルでございますが、「西陣の朝市~マルシェ~って、ご存じですか?」と題してお送りしたいと思います。
さて、ゲストの紹介を簡単にさせていただきたいと思いますが、高木さん、粟辻順恭さんって、どんな方ですか?短く述べよ(笑)
高: はい、粟辻さんは、タイトルにもあったように、西陣マルシェでお店を出されていて、マルシェの運営にもご尽力されている方でして、マルシェの時にはサンドイッチ(いつも私はサンドイッチを食べさせてもらっているんですが)などを作っておられます。
絹: はい、舌の記憶(笑)。ありがとう。
粟辻さん、高木さんて、どんな人ですか。
粟: このマルシェの会の運営の会議などにも、いつも出席してくださるのですが、会としてはいろんな年齢層の方が、いろんな意見をたくさん述べます。
そしてそういったみんなの意見を聞かれた上で、一番最後に一言、「こういうことですね」という、みんなの意見を聞いた上で取りまとめることがすごく上手な方かな、という印象を持っております。

●西陣マルシェって、どんなんですか?
絹: ほう、ありがとうございます。
さすがまちづくりコーディネーター(笑)。
それでは本題に入ってまいりますが、今日は、「西陣マルシェって、ご存じですか?」というタイトルですが、ここにいただいた一枚のチラシがあります。
西陣の朝市と書いて、“にしじんマルシェ”と読ませるんです。
お二方に、どちらでも結構です。
ざっと西陣の朝市、西陣マルシェって、どんなんですか。
リスナーの皆さんに説明していただけませんでしょうか。

クリックすると大きな画像が開きます。
高: はい、では私から。
西陣マルシェは、“西陣町おこしの会”という地域の地縁組織が主催している朝市です。
もともと西陣エリアでも学区ごとのまちづくりが行われてきておりまして、この町おこしの会に参加しているのが、成逸学区、西陣学区、桃薗学区、聚楽学区の四学区になります。
この四学区は、それぞれ活動しておられますが、西陣中央小学校区という新しいコミュニティで繋がっている学区でして、せっかく四つの学区が集まっているので、知恵を合わせて、さらにいろんな取り組み、課題解決をしていけないかというところで、今年の2月に会が立ち上がっているんです。
会の中で課題というのは、景観に関する課題であったり、小学校の跡地、あと経済的なことなど、色々あるんですが、まずは地域の人たちが集まれる場所、そして情報発信をしていけるような場所として、西陣の朝市、西陣マルシェというものをやっていこうということで、4月から開催し始められております。

●たとえば、4月のマルシェでは・・・
絹: はい、4月の西陣マルシェ、西陣の朝市の様子を、ちょっと伝えていただけますか。
出品されたものとか、お店とか、いろんなものが出ていたんですか?
粟: はい。
ちょうど4月の折は桜の満開の時期に、桜の木の下で開催することができました。
当日は少し肌寒い日でしたけれども、初回のマルシェに、すごくたくさんの方が来ていただきました。
出品内容もまず第一回目ですので、この4学区の方が中心となって、まず自分たちでできることから始めようということで、各学区の方がそれぞれ尽力いただきまして、サンドイッチであるとか、おぜんざいであるとか、いろんな方のご協力の上で、持ち寄りました。
もちろん昔の西陣の跡地でお野菜を売ってらっしゃる方もありましたので、京都の新鮮な野菜をその場で売るといったこともありましたし、また少し離れましたけれども、遠く小浜の方からもお魚とかお米とかも来たり、そういうことも含めながら西陣のこの地域の中で、非常に特徴のある品物を持ち寄って、出していこうという試みになりました。
絹: このチラシを読ませていただきますと、「小浜直送・海産物と米粉 協力:小浜市農林水産課、京都の朝とれ新鮮野菜、飼料も違う安心安全の美味しい豚肉・京都ポーク、コーヒー&サンドイッチ、みたらしだんご・・・個人の出店も多数あります。
西陣の産品もいろいろ」と書いてあります。
えっと、場所のことも説明するのを忘れていましたけれども、この6月9日の土曜日に行われた分は、西陣児童公園・・・。

●市ですので、決まった日に決まった場所で開催しています
粟: はい。場所はもう西陣児童公園と全部決めております。
もともと西陣小学校の西側にある公園でして、西陣小学校とはまた敷地が違うんですけど、大宮通と上立売のちょうど角っこにある公園で、先ほど言いましたように、4月にはすごくたくさん桜の花が咲く立派な公園です。
絹: 結構広い公園ですよね。
粟: はい。
そこに昔、ちっちゃなプールがありましたが、そのプールもなくなって、広い公園に生まれ変わったところで、そこの最初の大きなイベントとして、地域の方に協力をいただいて、あの場所を使わせていただいて、皆さんが寄って、このマルシェをやっていったということです。
マルシェですので、昔ながらの“市”ということを考えていますので、だいたいできるだけ毎月(まだまだ毎月は無理なんですけど)、決まった日に決まった場所で、ここに行けば楽しいことが、何かありそうというふうに地域の方に思っていただける、そういった催しに育っていけばいいかなと考えております。
絹: 今まで4月と6月と、そして今度は9月8日の、第3回が土曜日、だいたい午前の9時から午後の1時までというので予定されています。
この写真を見せていただきますと、多くの人が集まられたようですね。
粟: そうですね。
地域の方を中心にご案内はしているんですが、それ以外にも多くの取材で、たくさん発表していただいたりしておりますので、地域以外の方も非常にたくさんの方がお見えになってくださり、すごくありがたいと思っております。

●西陣マルシェのきっかけ
絹: もう一回繰り返しになるかもしれないですけど、この西陣の朝市、西陣マルシェをやろうぜという一等最初の立ち上がりの声を出さはった人たちは、どういう人たちだったのか教えていただけますでしょうか。
高: 各学区の自治連合会、住民福祉協議会でずっと取り組みをされていた会長さんをはじめ、そういう主要なメンバーが集まって、声をあげられていますね。
絹: 先ほど少し教えていただいたんですけど、この四学区・・・成逸、西陣、桃薗、聚楽の四学区が西陣中央小学校に新しく統合されて、一つのコミュニティとなりました。
それぞれの学区はそれぞれの問題を抱えてらしたと。
だけど一朝一夕に、たとえば堀川商店街を抱える聚楽学区をどうするかというのは、すごく大きな問題ですよね。
それと先ほど教えていただいた今出川大宮界隈が、以前「千両ヶ辻」と呼ばれていたよと・・・その賑わいを取り戻したいねというのも、すごく大きなテーマです。
ほかに旧西陣小学校の跡地をどうしたらいいの・・・?
これ、上京区役所の建て替えている間の仮の事務所のようなものを、校庭に建てられているんですか?今。
高: 今、そうですね。
絹: これも、今後の使い方なんかも地域の人と話し合って決めていかないと。
他にもうひとつ、いまコメントできなかったのは、どこでしたっけ?
高: 成逸ですか。
絹: 成逸の抱える問題は・・・。
「せいいつ方式」というマンションと地元の連係プレイを頑張ろうとされている学区でしたね。
それぞれが問題を抱えておられる。
でも一挙に解決に向かうまでにも、何か人の輪と言いますか、人が集まる場みたいなものを、立ち上げたいんだとおっしゃったんですって?
高: そういうものをやっていく手始めとして・・・。
絹: 四学区がタッグを組んで、何かしようやと。
高: そうですね。
人が集まって交流するような、地域には幅広い年齢層の方が住んでおられますので、どの年齢層の方も来やすいものというと、昔も京都のいろんな辻々で市が立っていたという歴史もありますし、そういう市を復活させてみるのはどうかという・・・。
絹: それが今度は第3回目を目指しておられると。
高: はい。

●カフェ“ダルプー”のこと
絹: 非常に地道ですね。面白いですね。
さて、もう一回ゲストの粟辻さんのご紹介ですけれども・・・
粟辻さんは西陣町おこしの会、この西陣マルシェの活動の母体になっている地域の方が集まっておられる会の事務局もおつとめになっています。
で、ご自身はグラフィックデザイナーと言いますか、そういう事務所、スタジオを元誓願通の大宮東入ルでお開きになっていますが、その2階がデザイン事務所で、1階にカフェ“ダルプー”を開いておられる。
結構、西陣町おこしの会の事務局といいますか、その場が面白いことになっていると、先ほど教えていただきました。
その“ダルプー”あるいはもっと古いお名前もあったと聞いておりますが、そのことについて、少しコメントいただけますでしょうか。

クリックすると大きな画像に変わります。
リビング京都の記事はこちらから。
粟: はい。
もともとこの西陣の昔の町家で暮らしていたんですが、ちょうど今から40年ほど前に、母が西陣の町家の表を少し改装しまして、喫茶店を始めました。
その時の名前が西陣に関する名前で、“裳羽津(もはづ)”という喫茶店を始めました。
絹: “もはづ”って、どんな字ですか?
粟: “も”は“衣裳”の“裳”、“は”は羽根の“羽”、“づ”は大津の“津”で“裳羽津(もはづ)”というのですが、古くは万葉集に出てくるような、古い織物の名前でもあるようなことを聞いています。
絹: 知識として、教養としては持ちえませんが、耳に聞くだけでも何か粋な音ですね。
粟: そのお店をずっとやっておりまして、20年近く前に、一旦建て替えて、再開をしかけたんですが、すぐに母が亡くなりまして、一旦は閉めておりました。
で、ちょうど5年ほど前に新たに名前を変えて、“ダルプー”という名前で再開をしたんですが、開けてみますと、来ていただくお客様というのは、裏通りですので、ほとんど地元の方ばかり。
地元のお年寄りですとか、新たにこの地域に住むようになられた若い方であるとか、ほとんどが地元の方ばかりなんです。

●新旧住民が集まるカフェとして
絹: ということは、地元民“ジモピー”というか、新しい地元の方と、古くからのおなじみさんが集う場所になってもたと。
粟: そうなんです。
もともとの地元の方、もちろんこの辺でもお年寄りがたくさんいらっしゃいますので、ご年配の方が多いですし、古い会社がなくなって、新しいマンションができ、そこに住まわれている新しい家族の方が、ベビーカーを押して赤ちゃんを連れてこられたりもします。
そうすると赤ちゃん連れの方とお年寄りの方が隣同士の席で、「ああ、こんな赤ちゃん見るの、久しぶりやね」という話で、おばあちゃんになったつもりで、隣の席の赤ちゃんをあやされるとか・・・。
思わぬ話が広がっていったりとか、そういうことも非常によくあるようになってきました。
絹: いい感じですねえ。
高木さん、“ダルプー”あるいは、古いおなじみさんからは“もはづ”という昔の名前で呼ばれるこのカフェ、行ったことあります?
高: お店の方には行ったことがなくて、マルシェの時に出張してこられる時のみなんです、まだ。
絹: 今、お話を聞いていて、1階の旧“もはづ”、今の“ダルプー”、新旧の地元の方が集われるだけじゃなくて、さらにそれが2階のスタジオと言いますか、事務所のほうにまで、今、増殖してらっしゃるそうですね。
粟: そうですね。
絹: 先ほどの西陣町おこしの会の事務局をやってらして、なんとなくその辺が連動しているように、私には聞こえてしまいました。
地域の方の、何か居場所をと、ただのカフェじゃなくて、コミュニティカフェだとか、私の言い方で言うと、まちの縁側と言いますか、地域の方々の大切な居場所というような感じがします。

●新たな取り組みの“場”へ
粟: そうですね。
もちろん1階がカフェで、上をそういった広くカフェとして使っていただけたりとか、いろんな会合とか、時期的にいまはちょうど地蔵盆ですから、地蔵盆の打ち合わせにちょっと町内で使いたいとか、違う町内の方が、ご年配の方同士でお昼2~3時間ちょっと集まってお話をする機会をつくりたいとか、そういう色んな催しのために使っていただいたりとかもしております。
そういった自由な使い方をしていただくことはすごく大事なんですが、逆に「西陣マルシェというのがあって、こういう催しがありますよ。もしよかったら、行くだけではなくて、参加できますよ」というお声かけをこちらからさせていただくと、思わぬ反応があって、「それやったら、私もこんなことができるんと違うかな」とか、ただ単に場所だけ提供するのではなくて、お話を投げかけることで、「じゃあ、私も、それだったら簡単だからやってみよう」とか、「参加してみよう」とか、そこで前向きな気持ちになっていただける、そういった取り組みの場として、動いていければいいかなと考えております。
絹: はい、リスナーの皆さん、今のお話がたぶん今日のお話のキモでございます。
西陣マルシェという西陣の朝市、地域の自治連の、あるいは社会福祉協議会の、4つの団体の皆様が朝市を企画された。
それを陰で支えるというか、事務局をなさっている粟辻さん、ご自身の事務所とカフェをまちに開いていかれることによって、いろんな人たちが集えるような空間を提供されている。
その提供されている空間で、昔の町会所みたいな出来事が自然と起きている。
他の町内からも「打ち合わせの場所がないから、ちょっと貸してんか」と、そこに来られた方々に、「朝市ありますよ、マルシェがありますよ。個人でも何か得意技があったら、参加できますよ」と・・・ねえ。

●マルシェだけではなく、常々相談できる場に・・・
粟: そうなんです。
マルシェというと、ブースで出店をしなければならない。「出店申し込みも大変や」と。
ご年配の方にしてみたら、「そんなこと、私たちにできるわけがない」と思ってらっしゃるんですが、そうではなくて、「どこどこのおばあさん、こんな美味しいものを作らはる」「こんなにお裁縫が上手や」「こんなに絵を上手に描かはる人がいはる」「こんなに習字が上手なおじいちゃんがいはる」と。
皆さんの得意な分野のことがいっぱいあると思うんですよ。
そういうことをご自身で出店しようとすると、なかなか敷居が高くて難しいんですけど、そういうところを「こういうことができるんだったら、一緒に何かしましょうよ」と。
うちに相談していただいたら、私たちが持って行って、一つのブースの中でいろんな方のものをお出しすることができます。
そうすると「じゃあ、そのためにちょっと頑張って裁縫で作ってみよう」と、ご年配の方も前向きな気持ちで、新たな創造の意欲に燃えられて、手を動かし、頭を動かし、活動をしていかれる、そういうきっかけをつくっていければと考えています。
西陣のマルシェというのは、そういう地域の方がいろんなものを作って、面白いものを作っていく、それが自由に出店できる場として、今後盛り上がっていければいいなと考えているんですが、それがマルシェの会だけではなくて、常々こういう場で私たちと一緒に相談していける場に、事務局としてなっていければいいかなと思っております。
絹: リスナーの皆さん、どう思われました?今の粟辻さんのお話。
粟辻さんは西陣町おこしの会の事務局をおつとめになっているだけじゃなくて、本職はグラフィックデザイナーですが、ひょっとしたらねえ、高木さん。まちづくりのファシリテーターと言いますか、地域コミュニティのファシリテーションを、それと気づかずにやったはる人と違うかなあと。
そんなふうに思いませんか。

●つながるまちづくりの系譜
高: そうですね。
会の中では粟辻さんをはじめ、いろんな方が、やはり学区が寄ってやっているということもありまして、誰か一人が中心人物とかそういうことにはならないんですけど、本当に個性的な、皆さんそれぞれの立場から、地域のことを考えてまとめていこうとされていらっしゃるので、桃薗学区の中では粟辻さんもそうですし(だけではないので、なかなか言いにくいですけど)、はい。
絹: 地域のこういったまちづくりの活動、たとえば西陣町おこしの会の中心人物、京都リビング新聞社のホームページなどでも見せていただきましたけれども、たとえば吉川さんとか、西陣学区の藤林のおじさんとか、もう早くから少年補導やなんや、それから堀川と堀川通を美しくする会やとか、成逸学区では小森さんとか、聚楽学区では原田さんとか、ほんまに地域の名物おじさんと言いますか、おじいさんと言ってもいいのかもしれませんが、そういったご長老からしたら、粟辻さんはちょっとまた世代が違って。
粟: そうですね。下になります。
絹: そうやって今まで積み重ねてこられた方々の次の世代が、こうやって中心になって事務局で頭角を現されているということは、すごく大事なことで、すごいことやと思いますね。
そしてまた、京都市・景観まちづくりセンターの高木良枝さんが、ゲストとして来てくださっているのですが、皆さんに是非是非ご理解いただきたいのは、京都市・景観まちづくりセンターが注目しているのは、ハードのまちづくりだけじゃなくて、こういうソフトのコミュニティを、人をつなぐということに、いかに着目しているかということに、是非リスナーの皆さんにはお気づき願いたいんです、ね。
高: そうですね。
そういうところにお手伝いをしていけたらと思っています。
絹: だからこそ、高木さんみたいなコーディネーターは、西陣マルシェの打ち合わせの会議に、チンとおっちんしてはったり(笑)、取りまとめのお手伝いをしてはるわけですね。
高: そうですね。
本当にマルシェだけではなくて、見据えているところがマルシェは第一弾と。
やはりこの西陣エリアが活性化していくことが、大きな目的というところで始められているので、そういったところを今後もお手伝いできればなと思っております。

●西陣の活性化とは
絹: はい。さて、それでは最後のほうに、ちょっと意地悪な質問を。
今、高木さんは「活性化」という漢字をお使いになりましたけれども、西陣のこの地区が「活性化する」とは、ひらがなで言い換えると、どういうことでしょうか。
粟辻さん、どう思われますか。
粟: 活性化するということは、いつも思うんですが、ご年配の方が若い方と自由に話ができて、若い方もご年配の方の意見を自由に取り入れて、そういった年代を超えたつながりを、どれだけたくさん、太くできるか、それが僕は一番大きな活性化につながっていくのではないかなと思います。
絹: はい。見事に「活性化」という漢字をひらがなに読み解いていただきました。
高木さんはどうですか。
まちづくりセンターのコーディネーターとして、この地域に入っておられて、地域が元気になっていくということは、自分なりにはどういうふうになっていくことだと思っておられますか。
高: いや、今、粟辻さんがおっしゃられた話だと思っているので、私たちはそれを支える方の立場でありますので、今のお話を聞いて、そのためにまた今後もできることを頑張っていきたいなと思っております。
絹: はい。
実はまちづくりコーディネーターさんたちは、陰に隠れてこういう地道な活動を、地域の頑張っているまちづくりおじさんたち、団体を、本当に下から支えるという役割を日々つとめておられます。
高木さんみたいな方が、まちづくりセンターには何人くらい、いはったっけ。
高: そうですね。
まちづくりコーディネーターという肩書をいただいているのは、7人です。
絹: 7人がそれぞれの地元に入って頑張っておられます。
さて、そろそろ本当に締めになってしまいました。
もう一回、最後の告知を高木さんお願いできますか、9月8日の件。

●9月8日、西陣マルシェ やります!
高: 9月8日、土曜日、午前9時から午後1時に、場所が西陣児童公園、大宮通と上京区の角っこにある公園で、西陣マルシェを行います。
絹: 皆さん、是非是非お越しください。楽しい集まりになると思います。

この番組は、心を建てる公成建設の協力と、京都府地域力再生プロジェクト、そしてわれらが京都市・景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。
粟辻さん、高木さん、ありがとうございました。
一同: どうもありがとうございました。
絹: 皆さん、いかがでしたか。また、お耳にかかります。
ありがとうございました。
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