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放送日 平成22年4月17日(mp3形式音声ファイルはこちら→) 
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。
ちょびっと
テーマ: 「ハルハウスから世界に向けて」
概 要: 平成19年3月にゲストとしてお呼びしました、丹羽國子さんを再びお招きし、「まちの縁側」の進化形である「まちの学び舎」構想の実現である、「まちの学び舎ハルハウス」の運営やその意義について語っていただきました。
出演者:
丹:丹羽 國子氏 一般財団法人まちの縁側クニハウス&まちの学び舎ハルハウス 代表理事 
絹:絹川 雅則   (公成建設株式会社)
ちょびっと
 
 
 
竣工した「まちの学び舎ハルハウス」外観

   放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
絹: “まちづくり”チョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
  ************************************************************************
 絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た京都の元気なまちづくり人の紹介や、その活動の最前線をご紹介しております。
いつものように番組のお相手は、当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。
  さて、本日の番組タイトルでございます。「ハルハウスから世界に向けて」と題してお送りいたします。
そして本日のゲストをご紹介いたします。一般財団法人まちの縁側クニハウス&まちの学び舎ハルハウスの代表理事でいらっしゃいます丹羽邦子さんです。
よろしくお願いします。
 

●まちの学び舎ハルハウスが実現しました!
丹: みなさま、こんにちは。本日お招きにあずかりました丹羽でございます。よろしくお願いします。
絹: この番組のコアなリスナーの方は、ひょっとしたら覚えて頂いているかもしれませんが、丹羽先生・・・(すみません、普段は丹羽先生と言ったら怒られちゃうんです。ついつい言っちゃうんですが)丹羽邦子さんは、平成19年3月7日、もう2年以上前ですけれども、この番組にゲストとしてご登場頂いています。
その時のタイトルは「まちの縁側・クニハウス・ハルハウス」 ~ハルハウスの「まちの縁側」を超えた「まちの学び舎」構想について~と題してお送りしたんですが、覚えていただいてますでしょうか。
実は2年前に放送いたしました、この「まちの学び舎」構想、ハルハウス構想がしっかりと実現してしまっております。
まずは丹羽邦子さんに、新装なった「まちの学び舎」ハルハウスについて、ご説明頂きたく思います。
よろしくお願いします。
 
 

 
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丹: 3月26日に無事竣工し、内覧会を行う事ができました。
これは皆さまの御厚志、御寄附、そして安井建築士様、公成建設の絹川様、中村所長様はじめ、建設の皆さまのおかげ、そして廻りの御近所の御協力のおかげで、鉄骨3階建て、ソーラーシステム、雨水利用の防災設備等を備えました、「まちの学び舎」ハルハウスが無事竣工できました。
本当にありがとうございました。 
 
絹: すごいんです。補足をいたします。
皆さま千本北大路のライトハウスって御存じでしょうか。
千本北大路の交差点を少し下がったところに、ライトハウスがございますが、ライトハウスの東側に楽只小学校という小学校があります。
その小学校の南側にハルハウスはございました。
丹羽先生、前の代のハルハウスがオープンしたのはいつごろでしたか? 
 

●ハルハウスの前身クニハウス 
  
丹: 2003年でございます。  
 絹: 2003年、まちの縁側。
このまちの縁側という言葉、皆さん大分御存じだと思いますが、「来るもの拒まず、去る者追わず」の精神で、「誰が来てもいいよ、いらっしゃい」と、非常に居心地の良い居場所、まちの縁側という名前で、御本家は名古屋の千種区にクニハウスという名前でございますが、それの妹版を丹羽先生が仏教大学の教授をなさっていた2003年にオープンされました。
僕はそこに足しげく通っておりました・・・と言いますか、素敵な場所でした。
まちの縁側、不思議な空間なんです。
丹羽先生、町内会長さんが鍵を持っておられるという、すごい場所でしたよね。
 
  そうですね。
町内の方がいつでもご利用いただけるようにと、町内会長さんに鍵を預けまして、1階を使って頂いておりました。
それからお子さんで学校へ行きにくい方、それから一人暮らしで寂しい方、ホームで面会されたお嬢さんと御一緒に来て下さる方、それから健康のために遠くからバスに乗って通う方、色々でしたね。  
 
絹: はい、私も時々コンピューターを持ちこんで、「電源を貸して下さい」と、そこで仕事をさせていただいたりしていたんですけれども。
お当番のボランティアさんがおられない時は、玄関が開いているんですよね。  
 
  そうです。  
 絹: で、メッセージが置いてあって「今日はごめんなさい。当番がいないんです。どなたさまもご自由にどうぞ」と言って、FMがかかっていたり、お茶がぽんと置いてあったり。で、そういうフリースペースと言いますか、受け入れて下さる場所が、千本北大路を少し下がった所にありました。
そこでさっきおっしゃった不登校と言いますか、学校に行きにくくなった小学校・・・何年生だったか、3年生くらいの女の子に出会いました。
で、丹羽先生はその子に何をさせるわけでもないんです。
「お客様がいらしたら、ご挨拶なさい」でしたよね。 
 
丹: そうです。
そして北総合支援学校の生徒さんや先生や実習生が来られる時には、一人では対応しにくいものですから、手伝っていただくとか。
そうしますと気持ちよく手伝ってくださって、そのうちに退屈になってきますと、「児童館へ行ってくる」「ライトハウスへ行ってくる」という風に、外へ出かけられるようになっていって、そのうちにいつか「明日から学校へ行くわ」と言われて、飛んで行かれました。
そしてその後、校長先生とお会いした時に「毎日学校へ来てくれています。ありがとうございました」で、終わっております。
 
絹: この話は、本当に私は目撃したので・・・何度かその女の子に会っていて、「この頃彼女の顔を見ないんですけど、どうしたんですか」って、丹羽先生に聞いたら、「今は元気に学校で、男の子を追っかけまわして遊んでいるわよ」とおっしゃっていたので、すごくびっくりしたことがあります。
本当に彼女には、「お茶出ししなさい、ご挨拶しなさい、後は好きにしてらっしゃい」と、本当にそれだけだったんですが、でも何かハルハウスというまちの縁側の、場の持つ力、居場所の力、空間の力をすごく感じたエピソードでありました。
もちろんそれを演出しておられるのは丹羽先生で、「いながらボランティア、私いるだけ」なんておっしゃっていますが・・・でもすごい空間だなと思っています。
それが2年前に放送した時は、さらにそれを進化させるのだと・・・縁側を超えた「まちの学び舎」ハルハウスにするんだと。
それが今日の番組のメインのタイトルになりました、「ハルハウスから世界に向けて」。
さあ、丹羽先生、ハルハウスはどのように世界に向けて進化されたんですか。 
 

●こんなハルハウスです 
  
 丹: はい、人間と言うのは一人では生きていくことはできません。
それから遠くの親戚よりも近くの皆さまと仲良く暮らして、それから自然や花や木と出会って、語り合って、知恵を分かち合って生きていくことが一番健康じゃないかなと思っています。
今度の構想はボランティア仲間と検討しまして、できれば4階建てにしたかったのですが、京都市は新景観条例で色々ございまして、3階建てで、3階の部分は留学生の方に共有スペースを持って暮らしていただきたいということでシェアルーム、それから2階はフリースペースで、色んな方に、NPOとかNGOの人、それから健康体操などを教えていただける方に使っていただきたいと思っています。
それから1階は、10時から4時まではまちの縁側活動、“いながらボランティア”を、ただいま14人になりましたが、メンバーが活動しております。
 
絹: サポートメンバーが14名?   
 丹: はい、そうです。
そこでは、ひきこもりとかニートの方が、朝起きて、ごはんを食べて、自律神経のスイッチを、副交感神経から交感神経に変えて、元気に働きに向かうという就労姿勢を習慣化するために、京雑炊ハルハウスを立ち上げようということになりました。
京雑炊ハルハウスは朝の5時から勤務していただいて、6時から10時まで京雑炊を提供しようという企画でございます。 
 

●京雑炊ハルハウスを提供します
  
 絹: これ、丹羽先生の持論なんですよね。
「とにかくひきこもったり、ニートでいる若い人たちは朝起きられない人が多いから、朝ごはんを食べて早起きしてもらおう、そこから就労支援とか、色んな事を、背中をやさしく押すことを始められへんかな」とおっしゃって、実際に立ちあげてしまわれたのが、この京雑炊ハルハウスです。
同じまちの学び舎ハルハウスなんですけど、6時から10時まで毎日。
えーっと木曜がお休みでした?
 
 丹: 年中無休です。 
 絹: 年中無休ですか。
こないだ私は試食を一回させていただきました。
 
 丹: いかがですか?  
絹: ここにパンフレットが素敵なものができているんですが、皆さん雑炊って言ったらどんなイメージがしますか?
結構うすーい、おかゆのような感じで美味しいお出汁に浮かんでいるというのをイメージされると思いますが、このハルハウス版の雑炊は中身たっぷりどっさり。
野菜がどんだけ入っているんですかね?  
 
 丹: 10種類以上です。   
 絹: 10種類以上の季節の野菜やお豆さん、アミエビ。
これはベジタリアン仕様じゃない方にアミエビが入るんですかね。
 
 丹: そうです。  
絹: 普通の人用とベジタリアンの人用と2種類あったり、卵が入っているやつ、入ってないやつ。
すみません。私、唾がわいてきました(笑)。
メニューの説明をお願いします。  
 
 丹: はい、外国から旅をされて京都へ来られるベジタリアンの方が、朝食べる所が少ないという声を聞きまして、就労支援には是非、外国の方に来て頂いて、京雑炊を召しあがって頂きたいなということで。   
絹: お客さんですね。 
 丹: そうです。
それで京雑炊の中には10種類の野菜と、それから大豆とか小豆とか、そういうお豆さんとアミエビを入れて作りますが、ベジタリアンさん用には、芽ひじきを混ぜます。
そうしますとカルシウムとか鉄分が多くなりますので、是非食べて頂きたいなということで作りました。
京雑炊一杯はセットで400円で・・・。 
 
 絹: ワンコインでお釣りがくると。  
 丹: そうです。
ベジタリアンの方もセットで400円で召しあがっていただけます。
その時にお漬物は麹味噌で漬けた野菜、それから季節の果物が一品と、お茶は自家製のどくだみ、びわの葉を使ったブレンド茶をお出ししようとしております。
それからちょっと物足りないなという方には、おにぎりを作って召しあがっていただこうと思っております。
それから旅でお寺巡りなんかをしますとお弁当に困られる方がおられるそうで、おにぎり2つと漬物入りのセットと、3つ入りのセットをご用意させていただいております。 
 
 絹: なんかおなかが減ってきましたが、まちの縁側がまちの学び舎として進化を遂げていく過程で、雑炊を朝だけですけど提供しよう、3階に留学生の人が3部屋、寮のように泊まれるスペースもあります。
その人たちも朝ごはんはそこで食べられるわけです。 
 
 丹: そうです。  
 絹: ベッドも入ってますし、勉強机もあるし、お話ができるような共用リビングもあるしという“まちの学び舎”として進化を遂げられたハルハウスさんの御紹介でした。
皆さん、お聞きになっていていかがでしょうか。
千本北大路下がるのライトハウスの東側、覗いてみたくなられた方は是非、基本的に10時から4時まで開けてられまして、雑炊の方は6時から10時までということです。
そして丹羽先生の手元にかわいらしい舞妓ちゃんのシールがありますけれども、これは何か京都市から頂かれたんですか?  
 

●「京都 健康 おもてなし 食情報提供店」として認定されています 
 丹: はい、京都市は「京都 健康 おもてなし 食情報提供店」ということを推進しております。
朝8時までに食事が召しあがれる所ということで、その指定を受けることができます。
飲食店にご協力いただいておられるそうですが、まちの学び舎ハルハウスはこちらから保健所に伺いまして、カロリーを表示したメニューをお見せしまして、どうでしょうかということで教えて頂き、それを提供するお店として指定を受けました。
 

京都新聞2010年4月22日掲載
 絹: 京都市さんて、面白いことをされているんですね。
存じ上げませんでした。
食情報提供店 京都 健康 おもてなし」という舞妓ちゃんが笑っているシールがあるんです。
これは今おっしゃったように、午前8時までに朝ごはんを提供できる店、それから体にいい、素敵なメニューをご用意していただけるところは登録してくださいと、京都市さんがお店に「お願いします」と声をかけてられるんですね。
 
 丹: そうです。 
 絹: ところが、御自分から「登録させて下さい」と言ってこられたのは初めてだったとお聞きしました(笑)。 
丹: 本当にびっくりいたしました。
当然のことと思っておりましたら、「初めてのお方です」ということで、この間管理栄養士さんが見に来て頂きまして、驚かれておりました。
 絹: はい、というふうに色々“まちの学び舎ハルハウス”は、新しい事をいっぱい詰め込んだ空間でございます。
是非是非みなさんお立ち寄りください。
それと、スケジュール的な事を申し上げますと、4月22日、この日が雑炊の提供開始というところです。
3月の内覧会に来られた方、これ全国から170名以上、もっとになりますか?
 

●全国からたくさんの方が見学に来られます
  
 丹: そうですね、2日間で217名来て頂きました。
鳥取や群馬県、東京はもちろん、長野県・・・。
 
絹: もちろん京都の地元の方もですが、なんでだろう。
なんでそんなにたくさんの人が来て下さるのだろうと思ったら、やっぱり求められているんですね。
 
 丹: そうですね。
長野市は、まちの縁側づくりを5000ケ所造ると言っておられますし。
 
 絹: これは長野市が推進するんですか。 
 丹: そうです。
特に長野社会福祉協議会が、推進の旗を振っておられます。
それから長野市の松代町は300か所つくるということで、見学に来られました。
それから愛知県ですと大府市が100か所つくりたいということで、ただいま60か所になっております。
それから青森県もつくっておりますし・・・
 
 絹: そうですね。
いつだったか、ハルハウスへおじゃましたら、青森県庁の人が視察に来られてましたね。 
 
 丹: そうです、はい。
その方は転勤されて、この間挨拶状を頂きましたが、後任の方を紹介して下さって、またご支援をということで、仲間になっていただいております。 
 
 絹: あ、思い出しました、3月13日の日でしたね。
京都市のみやこメッセで、さわやか福祉財団主催で「まちの居場所普及サミットin京都」をされましたね。
その時に基調講演と言いますか、理事長の堀田力先生と丹羽邦子先生が鼎談をしょっぱなにされた・・・あの時も、ものすごい人数が集まりましたね。
 
 丹: そうですね。
参加者は250名でしたし、ボランティアで参加して下さった方が、京都市未来まちづくり100人委員会のメンバーの方とか・・・まちの学び舎ハルハウスからも4人、一日ボランティアに参加させていただいたとか、そういう方々は50名ほどおられましたので、300名以上になったと思います。
 
 
 絹: まちの居場所普及というテーマで300人以上の人が集まる、また京都市の未来まちづくり100人委員会というのがありますけれども、そちらの方からもブースを一つ出して、ハルハウスさんからもブースを一つ出されて、たくさん来てましたね。
なんでこんなに集まるんだろと、思いながら私も参加してましたけど。
 
   

●そして色んな形でご支援いただいております
  
丹: やはり私たちは人間としての先輩として、次の世代にどういうものを残していくかという事も一つの課題だと思います。
それで色んな方から“まちの学び舎ハルハウス”を使わせて頂きたいという声がかかっておりまして、9月23日の祭日には、愛知県の保健衛生大の堤病理学教室の教授が、若葉会という癌患者さんの会の寺田代表と共に、コンサートをやらせてほしいという依頼です。
それも“まちの学び舎ハルハウス”を支援するための、ボランティアコンサートです。
それから京都市未来まちづくり100人委員会のメンバーの巻出さんという方は、100人委員会の2周年記念で、チャリティバザーを、今度の4月29日と30日に支援としてやらせてくださいという予定をうかがっております。
 
絹: 巻出さんて、お菓子屋さんをされている・・・綾小路でされているんですね。 
 丹: そうなんです。そういう方が支援をしてくださっています。 

●自立型の福祉へ
  
 絹: いやあ、なんかすごいですね。
それとこの“まちの学び舎ハルハウス”の動きのなかで、丹羽先生がいつもおっしゃるのは、「自立型の福祉でないと」と・・・「福祉は囲い込む、保護しちゃってというのではなく、そうじゃないやり方があるんじゃないの?」といつもおっしゃってますね。
 
 丹: はい、そうですね。
御近所で来て頂いた方で、足が相当悪くて、階段が無理かなとおっしゃっていたんですが、手すりが・・・公成建設さんの中村さんと安井建築士さんの相談によって、誰でもバーとして使えるような手すりになっておりますので、それにつかまって3階まで往復できたと喜ばれております。
 
絹: 今のお話を補足しますと、ハルハウスの階段は回り階段なんです。
その手すりを下手につくると狭くなっちゃうんだけど、狭くならないようにどうしたらいいかなということで、上手に設計の方が工夫をされて、うちの中村がアイデアを出して、子どもさんでもお年寄りでも、ちゃんとつかまっていけるような回り階段が結果的にうまくできたんです。
 
 丹: そうです。
そういうことで、これまでの福祉は保護する対象として見ていたのではないかと、個人的に思っております。
誰でも何らかの障害を持っています。
それから生まれた時は、皆さんの親の介護が要りますし、年が寄れば社会的介護を必要としますので、どの人もいつかは誰かのお世話になるという発想です。
できるだけ最期までピンピンコロリと(笑)、あの世へ行けるように、頑張って日中は働く、動く、歩く、そういうことを大事にしたい、その知恵を分かち合う所としてハルハウスがあるんだと思っています。
 

●ハルハウスに後継ぎが育ちつつあります
 
 絹: そして最後に一つ、補足と言いますか、是非言っておきたい事があるんですが、今度の新鋭ハルハウス、学び舎として再出発される専従職員が若き牧田さん、なんとなんと丹羽先生の佛教大学教授時代の教え子さんであります。 
 丹: そうです。
一回生の時からボランティアをしていただいて、色々共に活動してまいりました。
そして4月1日付で辞令を交付しまして、社会保険等もきちんと入って、統括主任として活動をしております。
 
 絹: 一般財団法人の“まちの学び舎ハルハウス”の初の専従職員です。
若い人が後継ぎさんが育ちつつあると・・・これはすごい事ですね。
 
丹: 老いた者が若い者に何を残すかということですけれども、やっぱりたくさんの親子間の騒動を見てまいりましたので、できれば持てる物は全て地域に残していくと。
地域に美田を残して、後輩に残して、ピンピンコロリとあの世へ行きたいと思っております。 
 
 絹: 子に美田を残さず、地域に美田を残す・・・これも丹羽先生のモットーであります。

さて、皆さま、いかがでございましたでしょうか。
今回の番組「ハルハウスから世界に向けて」と題してお送りしてまいりました。
是非是非、千本北大路下がる楽只小学校の南、まちの縁側から進化しているまちの学び舎ハルハウス、覗いてみて下さい。
すごく居心地がいいです。
私もひょっとしたら出没しているかもしれません。
 

●京都市未来まちづくり100人委員会からの告知です
 
 絹: ということで、番組が終わりになりましたけれども、最後に告知をさせて下さい。
京都市未来まちづくり100人委員会から、5月30日に「ちまき笹の里親になってください」というイベントが山村都市交流の森でございます。
また詳しくは追って発信いたしますけれども、100人委員会のホームページ等でご確認いただけたら幸いです。

ありがとうございました。
この番組は心を建てる公成建設の協力と、京都府地域力再生プロジェクト、そして京都市景観まちづくりセンターの応援でお送りしました。ありがとうございました。
 
 丹: ありがとうございました。 
絹: 失礼致します。 
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