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放送日 平成19年5月2日(mp3形式音声ファイルはこちら→)
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 放送内容は、著作権の保護を受けますので、個人でお聞きになる以外のご利用は出来ません。
ちょびっと
タイトル: 「皆さん、府庁NPOパートナーシップセンターってご存知ですか?」
テーマ: 京都府(府民労働部府民労働総務課)NPO協働推進室 担当係長 鈴木 康久(みちひさ)氏に「府庁NPOパートナーシップセンター」の活動について語っていただきました。
出演者:
鈴:鈴木 康久氏 京都府(府民労働部府民労働総務課)NPO協働推進室 担当係長 
絹:絹川 雅則 (公成建設株式会社)
ちょびっと

 放送内容については、無断使用を禁止させていただきます。この件についてのご連絡はこちらまで。
絹: :“まちづくり”チョビット推進室!
Give me thirty minutes,I will show you the frontline of “まちづくり” and “まちづくり” people in KYOTO.
************************************************************************
絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元の建設屋の目から見た京都の元気なまちづくり人の紹介や、その活動の最前線をご紹介しております。
さて、本日のゲストは京都府のNPO協働推進室からやってきていただきました鈴木康久(みちひさ)さんです。
鈴: よろしくお願いいたします。

●“府庁NPOパートナーシップセンター”って何をするところですか?
絹: 本日のまちづくりチョビット推進室は「皆さん、府庁NPOパートナーシップセンターってご存知ですか?」と題してお送りいたします。
鈴木さんはNPO協働推進室というところにお勤めなんですが、縁あって私がこちらで鈴木さんと関わっているなかで、いくつか面白いネタがありますので、今日はそれを皆さんにお話したいと思います。
府庁NPOパートナーシップセンターというのは、あまり聞きなれない言葉だと思うんですが、まずご説明いただけますでしょうか?
鈴: PRの機会をいただいて、すごくうれしいと思っております。
府庁NPOパートナーシップセンターというのは四つの言葉が繋がっています。
まず 一つ目の“府庁”というのは行政の一つの機関、“NPO”というのは絹川さんがされているような市民活動を言います。
公益的な活動をするということ、そして“パートナー”というのは一緒にしましょうということ、そして最後の“センター”はこれらの拠点ですよということです。
これらの言葉が四つ繋がっているわけです。
絹川さんも来られましたよね?
絹: ええ、何度もおじゃましております(笑)。
鈴: ありがとうございます。府庁には旧本館という建物がありまして、明治37年に(今から1世紀くらい前ですけれども)建てられた重要文化財なのですが、その一階に開設することになりました。
絹: 京都府の府庁旧本館におじゃましたんですけど、本当に美しい明治の建築で、こちらで会議させていただいて、本当に感激いたしました。
鈴: ああ、うれしい…。
会議室も、無料で提供することになっております。
夜の9時半までなんですけど、30人まで入れる所を提供させていただきますので、是非、申し込みをいただくとうれしいと思います。
絹: 府庁NPOパートナーシップセンターのパンフレットに、NPOと行政の交流会という写真が載ってますけど、どっかで見たような顔が載ってますね。



   中央の白髪の人物は・・・・?
鈴: そうですね(笑)。
これ、絹川さんのお顔かもしれないですね(笑)。お顔を使わせていただいて、ありがとうございます。

●はじまりは去年の専門分野別交流会でした
絹: いえいえ(笑)。
今、府庁NPOパートナーシップセンター〔協働推進の仕組み〕という、できたてほやほやのパンフレットを手にさせていただいていますが、鈴木さんのプロフィールの紹介の代わりに、僕との出会いをちょっとお話させていただきます。
これに先立ちますこと、去年の11月6日、NPOと行政の専門分野別交流会という会議が開催されました。
この交流会はかなり綿密な会議でして、11月6日の日は13時から16時30分という長丁場で、京都府側の職員が14名でNPO側が11名でしたか・・・
鈴: そうですね。たくさん来ていただいて。
絹: 実はびっくりしたんですね。こんな会議が世の中に存在しているんだということを知らなくて。
「絹川さん来てもいいよ」って言ってもらって、行ってものすごい勉強になったんですよ。
鈴: そう言っていただくと、企画した側としては、とてもうれしいですね。
絹: しかもこの長丁場が、単独セッションじゃなくて、シリーズで4回か5回か・・・?
鈴: ええ、5回になります。
絹: そのうちの2回出させていただいたんです。
なんで地元の建設屋がこんなとこに出られるんだという疑問があるかと思うんですが、実はわたし、NPO法人の“建設技術支援機構”というところの理事もしておりまして、「こんなアイデアはどうですか」とレポートを出しておりまして、それを読んでいただいて、「来てもいいよ」とお誘いいただいたわけです。
鈴: ええ、いただきました。

●色んな出会いがあって、すごく勉強になりました
絹: このとき、京都府さんも変わられたなあと思ったのは、未利用施設の紹介を京都府さんからされたんですね。
京都府に資産活用プロジェクトという部署があるんですが、たとえば元右京の府税事務所、中京区が今使われずに空いてますよと。それから京丹後市の方に、元白南風(しらばえ)荘の跡地をどう使ったらいいのかとか、右京区の嵯峨野高校の学有林、それから京田辺市の元農業総合研究所の花木部をどのように活用したらいいのか、各NPOの分野別の方にアイデアを募られたわけです。
鈴: そうです。
色んな分野の方から、良いアイデアをいただきながら、少しでも実現することができればいいかなと思いまして、お集まりいただいたんです。
ありがとうございました。
絹: 僕はすごく勉強になったというのは、来ている方が半端じゃなかったんですね。
鈴: NPOの方は、皆さんそれぞれ専門家なので、当然その分野については長けておられますから、いろいろ教えていただくことが多いです。
絹: そのNPO協働推進室は、行政の専門分野別の方と、民間のNPO集団をマッチングしていこうということですか?
鈴: ええ、目指しています。
一生懸命いろんな良い知恵を皆で出し合うことによって、新しい公共的な空間や公共サービスが充実できるのが一番よいと思うんです。
絹: この番組のヘビーリスナーの方ならご存知の、京都府立大学の宗田助教授がコーディネートされたり。
鈴: そうです。宗田先生には二回コーディネートしていただきました。
絹: この日の11月の交流会で、私の記憶に鮮明に残っておりますのは、“ウエーブ京都”っていうNPOの西浦さんという存在なんですね。
なかなか皆さんのお耳には届かないと思うんですが、NPOというには、非常に重たい分野の仕事をされている方なんです。路上生活者の就業支援と言いますか・・・。
鈴: 生活支援に近いかもしれませんね。
絹: 「炊き出しもやってるんや」っておっしゃってましたね。
恥ずかしながら僕は、京都で路上生活のおっちゃんたちをサポートしてはる人たちのことを、まったく存じ上げなかったんですが・・・。
西浦さんは京都府に対して、空き施設をそういう人たちの支援センターに安く貸してほしいと・・そういうアイデアをぶつけられたわけですね。
鈴: ええ。貸してほしいというお話ですね。
絹: こういう片隅を照らすといいますか、こういうことをやっている人たちが、パンと発言されますと、参りましたという感じがすごくしましてね。
鈴: 一生懸命されているのが伝わってくるので、動かされるものがありますね。
日々、真剣にきちんとやっておられるからだろうと思うんですけど。
絹: NPO法人にも硬軟、軽い重い、いろいろ千差万別だと思うんですね。
何か趣味の会の延長のような集まりもあれば、その対極にあるのが西浦さんたちのような・・・。
鈴: そうですね。
相手をされている方が本当に生活をしていかなければいけないので、その対象によって変わってきますよね。
絹: そういういろんなNPOの人たちのアイデアを、行政の関係者の方々、資産活用プロジェクト、商工部、女性政策課、もちろん福祉の分野、それから鈴木さんのようなコーディネーター役の方が、真剣に3時間半から4時間、ガンガン議論してるわけですよね。
鈴: そうですね。当然来られている方は皆さん、自分の思いをきちんと伝えようという方が来られてますから、お話も重たいですしね。
それを我々も一生懸命聞かないと。
聞いて、なんらかの形で手を携えていけるようになれば、一番いいと思うんですけど・・・

●中はこんなしつらえになっています
絹: そういう動きの中で出てきたのが、この府庁NPOパートナーシップセンターということですね。
交流会という地道な活動を去年ずっと続けて来られて、さらにパートナーシップ推進室をパワーアップしようという形で、お部屋も広くなって・・・。
鈴: そうですね、倍です。200平米ですから。
絹: この府庁NPOパートナーシップセンターのお披露目をかねて、中はどんなしつらえになっているのか、ご説明願えますか。
鈴: センターは、来られた方が自由に使っていただける空間を広く取ろうということで、執務の空間は非常に少ないんです。
相談・会議も自由にできますし、また活動展示コーナーでは、二週間、6畳くらいの所を自由に使っていただき、いろんな方に活動内容を見ていただくこともできます。
さらにパンフレットを置いたり、情報ボックスも利用できます。
また、一番面白いと思うのは、プレスリリースでして、自分たちの活動プログラムを私たちのところに持ってきていただければ、テレビやラジオ、新聞など17社の方にお渡しし、ご紹介することができます。

●NPOから行政へ、行政からNPOへ
絹: 発信機能といいますか、サポート機能を充実して備えてられるんですね。
鈴: サポートもそうですね。
でも一番重要なのは、絹川さんがさっきおっしゃっていた、繋いでいく、交流をしていこうということです。
例えば絹川さんの活動であれば、どこに行けば行政と話ができるのということを言ってきていただければ、私どものスタッフがそこの課と繋ぐであるとか、そこの課と会う場をセットするとか、また、もし話がまとまれば、具体的な事業化に進めていこうといった役割をしていくことになります。
絹: パンフレットの真ん中に、“ラウンドテーブル”というキーワードが書いてあって“具体化への協働”とあります。
「こんな事業で協働したいんだけど、こんなテーマで協働できませんか」と、ここに持ってくると、行政の専門家集団がブレーンとなって、それを実現するために「行政サイドでサポートできることはこんなことがあるよ」といった相談にものってくださるということでしょうか?
鈴: もちろん相談にものるんですが、行政の専門家だけではないところが、今回のセンターのすごさだと僕は思うんです。
行政の人間というのは、どうしても行政的な発想しかできません。
そこで今回のスタッフは10人いるんですが、そのうちの5人がNPOの方です。
NPOの方が京都府の嘱託や交流職員という形で、色んな方々のお話をお聞きするということです。
ところが今、NPOだけからではなくて、行政からの依頼が実は多いんです。京都府からの依頼のほうがむしろ多い。
それをNPOに繋いでいくのが、今ものすごく多くて、両方の事をしていくというのが、今回のセンターの非常に大きな役割なんです。
絹: リスナーの皆さん、今のお話すごいと思われません?私はなんかちょっとすごいなと感じました。
行政側から同じ行政内のパートナーシップセンターに対して要望が来るらしい。
で、「こういうふうにしたいんだけど。どういうふうにしたらいいのか、民間と繋いでくれ」というような・・・。
鈴: そうですよ。一週間に一本くらい来ます。
例えば、ここはコミュニティFMですけど、旧本館の一般公開のときは、春の音楽祭だとかワークショップなど、大変お世話になりました。
絹: この京都三条ラジオカフェの高島さんという方が、そのお手伝いをされてたんですよね。
鈴: お手伝いというか、もうほとんど全部やっていただいて(笑)。
いやあ、助かりました。ありがとうございました。

●思いをつないで、協働へ
絹: 事ほど左様に、ステレオタイプな行政のお仕事から、どうも大きく外れていることが、このセンターで起こっているようです。
僕はそれを目の当たりにして、去年ショックを受けたというか、すごくびっくりして、楽しくて、わくわくいたしました。
で、さっきのちょっと重たい西浦さん、路上生活者の支援をされている方のお話にもどりますけど、よく考えてみたら、僕らは地元の建設屋でしょ?
西浦さんの仕事と無関係ではなかったということに気がついたんですよ。
鈴: それはどういうことなんでしょう。
絹: 橋梁の耐震補強工事を受注いたしまして、うちの技術職員が現場踏査に入ります。
そうすると、事前工事のチェックで現場を確認したときに、橋の下におっちゃんが寝たはるわけです。
そしたら、「おっちゃん、悪いけど、これから工事なんや。危ないし、のいてくれるか」と言うわけです。
で、工事に着手して、終わります。
でまた次の年にその下流とか上流とかの橋の耐震補強をやった時、また、うちの現場技術者が会ったらしいんですね。
「あ、おっちゃんまた会うたな。すまんなあ」と・・・。
西浦さんたちは、そういう路上生活をされている人の炊き出しやら、就業のための技術を習得する支援もされているそうですね。
例えば建設機械のオペレーションだとか…。
鈴: 西陣織の何かそんなのもできたらどうかなとかいうことを、西浦さんがこの時言われてたと思うんですけど・・・。
絹: ところが住む場所や働く場所をお世話されても、路上生活者の方は、社会に溶け込めなくて、また路上に戻ってしまう人が結構あるよということをおっしゃっていて・・・。
鈴: ええ、おっしゃってましたね。
お給料をもらっても、すぐ使われてしまうケースがあったりしてと、残念そうにおっしゃっていたのを思い出しました。
絹: 自分たちは何のためにこんなことをしているのかと思わされることもあると。
西浦さんたちが、京都府の方たちに熱く語っていらしたのは、京都府の農業総合研究所の跡地にある農地などで、植物を育てることで、心が病んだ部分、人と関われない部分を癒すということと、手に技術をつけるということを両方やっていかなければならないような気がするよということをおっしゃってました。
なんかすごい人物だなと思いました。
鈴: 色んな形の支援の仕方があるようで、うまくいけばいいですね。
絹: 京都府さんと西浦さんたちとの協働が今後どういうふうに展開していくのか、是非追跡したいと思います。
また、色んなアイデアが各方面から京都府さんに寄せられたり、逆に京都府さんからこういう協働はできないかとの申し入れがあったりと・・・。
鈴: それはいくつもあって、講座をNPOの方にお願いしてつくったりもしています。
今日も子育て支援の方々が来られてましたけど、子育て支援の“キッズプロジェクト”というところが、子育て支援系で受託をして、自分たちと京都府が一緒に仕事をしていくんだということを言われてました。
いろんな形のものが、あるんだろうなと思うんですけど。

●成熟した社会に向かう、一つの潮流かもしれません
絹: 鈴木さんとお話していますと、府民というか市民というか、変わってこられたなという感じがします。
行政マンだけではなくて、そういうNPOに参加している人たちは非常に思いが強い人たち、「わたしたち関係ないねん。お上がやれば」というのと、ちょっと違う人たちが大分たくさん集まってこられていますよね。
鈴: 興味の範囲がきっとそれぞれあると思うんです。個人的に。
その個人的な興味の範囲を延ばしたいと、延ばすことのほうが、生き方として正しいんだという方向に動いてきているということだと思うんです。
だからNPO活動みたいな形で、みんなのために何か、自分の好きなこと、自分のやりたいことをしていこうという人が本当に増えていると思いますね。
今、京都府認証のNPO法人だけで780、内閣府もあわせると920団体になります。
絹: その920というのは、京都に存在しているNPOで、内閣府と京都府に登録しているのをあわせて920と・・・・。
鈴: もう1000団体になろうとしてますし、一つのNPO法人に20人くらい会員がいるとすれば、2万人ですよね。
その2万の人に関わっている方がさらにおられますから、ずいぶん多くの方が公益的な活動を法人格を持ち、されておられるということです。
法人格を持ってなくて、活動をされている方はたくさんおられると思いますので、ものすごく多くの方が、自分のためだけではなくて、なんらかの形で動いていこうと思われているのかなぁと・・・。
絹: ・・・そろそろ時間になりました。
鈴木さん何か言い残されたことはありませんか?何か告知とか。
鈴: 5月9日の水曜日、NPOパートナーシップセンター開設イベントとして、午後6時半から、京都府庁本館内で「知事とわいわいミーティング」をします。
是非来ていただけるといいなと思っているんですが。
絹: 誰でも参加できるんですか?
鈴: できます。
(075)414-4210のNPO協働推進室に電話をいただければ、と思います。
絹: 今回もテーマが大きくてまとめきれませんでしたが、鈴木さんたちは非常に熱いコーナーを担当されていると思います。
僕らは地元の建設屋ですから、従来型の公共事業にずっと興味があったんですけど、どうも鈴木さんたちと府民との協働ということは、公共の仕事と民間の仕事のど真ん中を行く新しい仕事がここで生まれるのかもしれない・・・
ひょっとするとそれはものすごく成熟した社会へ向かっている一つの潮流かもしれないなと思います。
今後の動きに注目していきたいと思います。
実は皆さん・・偶然なんですが、この番組の前回のゲストの森川惠子(もりかわけいこ)さん、“NPO法人 京都土の塾”の副理事長さんですけれども、鈴木さんもそのNPOのメンバーで、畑を耕しておられるそうです。
鈴: じゃがいもを作っています(笑)。
絹: 府庁というのは、決して恐ろしいところでも、敷居の高いところでもありません。
ということで、府庁NPOパートナーシップセンター、一度覗いてみてはいかがでしょう。
知事とわいわいやりましょうというところです。
鈴木さん、今日はどうもありがとうございました。またお耳にかかることを願って・・・。
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